

ケータイ・スマホに潜む問題と危険
出会い系サイト
出会い系サイトとは、18歳以上の登録した会員同士が友人や恋人を募集するための掲示板などを提供しているサイトで、大人の直接の出会いを提供するサイトです。
平成20年12月に施行されたいわゆる「出会い系サイト規制法」の改正により、事業の届出義務や会員の登録に際し18歳未満でないことの証明書の提出が義務づけられたため、18歳未満の「出会い系サイト」でのトラブルは激減し、平成29年上半期の半年間で被害児童数は全国で13人と過去最少となっています。
一方、「コミュニティサイト(SNSや無料通話アプリを含む)」をきっかけとした被害は、同じく平成29年の上半期の半年で、全国で919人と過去最大となっています。被害者のうちの3分の1以上にあたる327人が、短文投稿サイトのTwitter(ツイッター)に起因し、被害にあっています。(警察庁発表「平成29年上半期におけるコミュニティサイト等に起因する事犯の現状と対策」より)
問題点・危険性
- 「出会い系サイト」を18歳未満の人が利用すると援助交際や性被害の被害にあいやすくなります。
- 相手が、年齢や性別、素性を偽っている場合もあり、最初から暴行やわいせつ行為目的の人もいます。
- 「出会い系サイト」ではないコミュニティサイト、SNS(無料通話アプリを含む)では、より多くの被害が起きています。
対策・対処
- 18歳未満は「出会い系サイト」を利用することはできません。年齢や身分を偽り利用することは犯罪です。
- 携帯電話会社が提供している「フィルタリング」サービスを利用し、有害サイトにアクセスしないようにしましょう。
- 「出会い系サイト」でなくても、他人と関わることのできるサイトには同様に気をつけましょう。
- 万が一、被害を受けた場合は、最寄りの警察署の相談係または生活環境課に届けましょう。