

ケータイ・スマホに潜む問題と危険
ワンクリック詐欺
ワンクリック詐欺とは、迷惑メールに送られてきたURLを不用意にクリックしたり、信頼できないサイトを閲覧したときリンクを1回クリック(ワンクリック)したりしただけで、サービスなどの契約をしたり、個人情報を取得した旨のメールが届き、お金を請求されたり、脅されたりする詐欺です。
近年は、ワンクリック詐欺も巧みになり、2回以上クリックさせ、利用者に「ワンクリック詐欺ではない」ように思わせたり、一度もクリックしていないのに、あたかもクリックしたかのように勝手に画面が切り替わり契約してしまったと思わせたりするような手口(ノークリック詐欺)も発生しています。
スマホやタブレットは画面をタップ(ボタン画像を押すこと)して簡単に操作できまずが、狭い画面で情報量が少ない分、次の情報を求め考える前にタップしてしてしまい意図しないサイトやアプリなどに誘導されることがあります。金銭を要求する詐欺ではなくても十分な注意が必要です。
アダルトサイトの会員に登録し、個人情報を取得したかのように錯覚させ、高額な会費や解約手数料を請求されるような事例では、未成年は恥ずかしさのあまり、大人に相談できず、お金を払ってしまうことがあるので注意が必要です。
問題点・危険性
- 高額な会費や解約手数料を請求される画面が出たり、メールや電話が来たりします。
- 個人情報を暴露されるのではないかと不安になるようなメッセージが出たり、メールや電話が来たりします。
対策・対処
- 不用意にリンクをクリックしないようにしましょう。
- 少しでも不安を感じるようなサイトは閲覧しないようにしましょう。
- 電子契約法では、サービスなどの申し込みを行う前に内容の確認をすることが義務づけられています。つまり、通常、ワンクリックしただけでサービスを契約したり商品を注文したりすることはできないことになっています。契約するまでの間に、申し込み内容の確認画面が表示され、「注文する」などのボタンをクリックしたかどうかを確かめましょう。
- 風俗営業法では、18歳未満の人がアダルトサイトを閲覧してしまったからといってお金を請求されることはありません。
- まったく、身に覚えがなければ、送金したり電話やメールで連絡せず、無視するのが一番です。あわてず、対処しましょう。
- 万が一、脅しや根拠のない悪質な取立てを受けた場合は、岡山県消費生活センター(086-226-0999)もしくは最寄りの警察署の相談係または生活環境課に届けましょう。