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家庭での取組

ペアレンタルコントロールとフィルタリング

「ペアレンタルコントロール」とは…

親がお子さんのメディア機器の利用をコントロールして制限する機能のことを、「ペアレンタルコントロール」と言います。
スマホだけでなく、プレイステーションやニンテンドーswitchなどのゲーム機にもあります。
制限できる項目は、機種やOSにより異なりますが、ウェブブラウザで閲覧できるサイトの種類を制限する「フィルタリング」、利用時間を制限する、利用するアプリの年齢制限をコントロールするなど様々です。
お子さんの使用する機器で設定する場合もあれば、親のスマホから操作する場合もあります。
本体に最初からその機能があるiPhoneの「スクリーンタイム」や、Androidの「ファミリーリンク」の他、各キャリアが提供するアプリもあります。
ペアレンタルコントロールについて、あらかじめネット上の情報をよく調べることが必要です。
こちらにリンクを貼っておきます。

ペアレンタルコントロールの手続き リンク

ただし、ペアレンタルコントロールを解除する方法がネットで検索すると調べられるので、万全とは言えません。やはり最後は本人の意識と親子のコミュニケーションが大切になってきます。

「フィルタリングサービス」とは…

ネットにつながる機器を18歳未満に使用させる時は、その機器に「フィルタリングサービス」を使用することが保護者や学校などに義務付けられています(青少年インターネット環境整備法)。ところが、実際のフィルタリングの利用率を見てみると、岡山県男女共同参画青少年課の2023年1月の調査「青少年が使用するスマートフォン等のフィルタリング利用率の調査結果」によると、90.9%が購入時にはフィルタリングを利用しているということです。前回調査2022年は82.7%なので、利用率は増加しています。
利用しない人の意見としては、「LINE などのアプリも全く使えなくなる」「親の管理(操作)が面倒・分かりにくい」「子どもがフィルタリングの解除をしてしまう」「うちの子は大丈夫」「親の責任で管理する」というフィルタリングへの誤解や負担感などについての意見があった、とのことでした。

一方県教委の調査では、ペアレンタルコントロールを利用していると回答した児童生徒の割合は、小学生30.3%、中学生25.5%、高校生10.3%となっています。このことから、購入時はフィルタリングを設定したものの、日々利用するうちに「不便」を感じて解除する例が多いことが伺えます。
※(岡山県教育庁人権教育・生徒指導課)「令和3年度スマートフォン等の利用に関する実態調査の結果について」

また、警察庁の調査によると、コミュニティサイト(SNSなど)をきっかけに犯罪の被害にあった18歳未満の子どものうち、フィルタリングサービスを設定していた人が117人いるとのことです。このことから、フィルタリングサービスを設定するだけでは万全ではなく、使う本人やご家族の意識が大切だということが分かります。
※(警察庁)「令和4年中の少年非行等及び子供の性被害の状況等(更新版)令和5年9月15日」

フィルタリングサービスの手続き リンク
  • 「各携帯会社等のフィルタリングサービス」についてはこちらを参照してください。

「契約プラン」

まずは契約プランをかんがえましょう。
契約プランのうち、インターネット機能を左右するのが「パケット(ギガ)」です。利用できるギガの量が多いと「使いすぎ」や「依存」などの危険性が高まります。お金で例えると、「お小遣い」は有限だから計画的に使うことができるようになります。同じようにギガも上限があれば本人が無駄な使い方をしないような習慣が身につきます。
また見守り機能など様々なオプションも、ありますが、こちらは機種やOSにより方法が異なります。まずはペアレンタルコントロール機能について調べてみましょう。

お問い合わせ先

岡山県子ども・福祉部 
子ども家庭課
〒700-8570 
岡山県岡山市北区内山下2-4-6
TEL:086-226-0557 
FAX:086-234-5770

サイト監修

筒井愛知
(TSUTSUI Yoshitomo)
就実大学人文科学部 非常勤講師