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クレジットカード決済

未成年者にクレジットカードの問題が発生するのかと不思議に思う方がいるかもしれません。しかし、実際に「中学生の息子が親のクレジットカードを無断で利用し、オンラインゲームのアイテムを高額購入していた」「子どもに頼まれオンラインゲーム上でカード番号と暗証番号を入れたが、一度限りではなくその後も有効で高額な費用を請求された」「小学生が親から借りたスマホを利用して、親の知らないところで勝手に物品やゲームのアイテムを購入した」などといったトラブルが発生しています。

クレジットカード決済 「オンラインゲームに関する消費生活相談対応マニュアル(2022年6月公表)」によると、「オンラインゲーム」に関する消費生活相談は近年増加傾向にあり、このうち、20歳未満の相談件数は、2017年度以降、毎年増加しており、2017年度は1,587件だったのが、2021年度は4,443件と4年間で2.8倍に増えています。また、全体に占める割合も2017年度は全体の4割弱だったのが、2021年度は全体の約6割に増えています。

2021年度に相談があった「オンラインゲーム」に関する20歳未満の契約購入金額で、相談が多かった割合は、「10万円~50万円」で44.0%、「100万円以上」の相談は5.5%。「10万円以上」の相談の割合の変化を見ると、2013年度は54.4%だったものが、60.5%に増加しています。年齢別に見ると、10歳未満が46.1%、10~17歳が66.1%、18、19歳が51.3%と、高学年から中高生が高額課金をすることがわかります。
※「平成26年版消費者白書」、「オンラインゲームに関する消費生活相談対応マニュアル(2022年6月公表)」参照

未成年者によるオンラインゲームへの課金が社会問題化していることを受け、複数のゲーム会社では未成年者保護の取組として「月々の課金上限額設定」や「課金制限機能(ペアレンタルコントロール等)」を導入しています。また、アプリをインストールするときの「規約」には、利用を推奨する年齢や、課金に関することなどが書かれているので、子ども任せにするのではなく、規約をよく読むことをおすすめします。

ゲームだけではなく通信販売でのクレジットカード利用や、携帯電話の一括請求などで、電話料金と一緒に請求がある有料コンテンツへの課金についても注意が必要です。

問題点・危険性

  • 思わぬ高額な金額のクレジットカードの請求が来る場合があります。
  • クレジットカード情報を悪用される危険があります。

対策・対処

  • 課金アイテムをクレジットカードで購入しないようにしましょう。
  • クレジットカード以外の支払方法の選択やプリペイドカードでの支払いを行いましょう。
  • クレジットカードを利用する場合には、どのような課金が行われるのか十分に確認しましょう。
  • クレジットカードの情報は利用の都度削除し、情報を保存したままにしないようにしましょう。
  • 課金のパスワードやクレジットカードの番号、暗証番号は子どもに教えないようにし、保護者がしっかり管理しましょう。
  • クレジットカード利用の都度、利用明細をインターネットなどで確認しましょう。
  • トラブルが発生した場合は、岡山県消費生活センター(086-226-0999)に相談しましょう。

お問い合わせ先

岡山県子ども・福祉部 
子ども家庭課
〒700-8570 
岡山県岡山市北区内山下2-4-6
TEL:086-226-0557 
FAX:086-234-5770

サイト監修

筒井愛知
(TSUTSUI Yoshitomo)
就実大学人文科学部 非常勤講師